166

地域のコネタ

佐賀県嬉野市

本日は、佐賀県嬉野市の公衆浴場をご紹介。

その名も”シーボルトの湯”で平成22年4月にオープンしました。名称の由来は、実際にシーボルトが嬉野温泉を訪れており、「江戸参府紀行」には嬉野温泉の泉質について書き残していることから。

江戸時代に佐賀藩の支藩・蓮池藩が管理していた浴場”古湯温泉”の流れを受けており、当時は士農工商の身分ごとに入浴できる場が決まっていました。明治時代は、誰もが平等に入れる温泉を民間が経営し始めますが、火災で消失。1924年に西洋建築の公衆浴場が再建されて多くの人で賑わいますが、1996年に老朽化等の理由で廃業へ。その後、現在の形に。

昔から多くの人に開かれたシーボルトの湯に、ぜひ足を運んでみませんか。