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地域のコネタ

群馬 × テキスタイル

群馬県にある桐生市は、「西の西陣、東の桐生」を呼ばれるほど絹織物の一大産地でした。

その始まりは今から1300年ほど前ともいわれており
714年には絹織物を朝廷に献上したという記録も。

もともと麻から布を作る技術を持っていた桐生に、大陸から養蚕の技術が伝わったことで織物が根付いたといわれています。

今では、蚕がつくる1本の糸から織物をつくっていたことを
石油でつくる1本の糸から織物をつくることにシフトし、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、キュプラなどの化繊がメインに。

桐生の魅力は、洋服をつくるための織・編・染め・刺繍・加工・縫製がすべて揃っていたり、合繊・半合繊・天然繊維のすべてを扱っていること。

そのおかげか、今、ものづくりをする若い人たちが桐生を盛り上げています。

写真は、オリジナル性の高いドビー織りをメインとする桐生整染商事さんのテキスタイル。都心で生まれ育った若いテキスタイルデザイナーが、制作したものです。