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地域のコネタ

佐賀県嬉野市

本日は、嬉野茶をご紹介。
これは、1440年嬉野に移り住んだ唐の陶工が自家用に茶を栽培・製茶したのがはじまりといわれています。雨がほどよく降り、昼夜の寒暖差が大きいという茶栽培にてした特徴から産地が拡大していきました。1505年、明の紅令民という陶工が釜炒り茶の製法を嬉野に伝えたことで、まち一体に広がりました。

その後、長崎街道を通って嬉野宿に宿泊した吉田松陰やドイツ医師のシーボルトなどが書かれた嬉野茶の記録も残っています。幕末には民間初の茶貿易として嬉野茶がアメリカに輸出されました(長崎の女性貿易商・大浦慶)。

特徴は、玉緑茶(グリ茶)と呼ばれる由来となった丸みを帯びた葉の形状。急須でゆっくり開きながら味わいを抽出されるため、注ぐために香りや旨みの違いを楽しめます。
ぜひ、味の違いをゆっくり感じてみてください。