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工藝風向

使っていると、豊かで楽しく暮らせるもの。それをつくりだす人と長年寄り添い、丁寧に紹介することで、つくり手とつかい手のよろこびを循環させることに尽力する工藝店。そのため、焼きものは自ら窯出しに行ける地域のみを取り扱い、つくり手と実直に話し合える関係性を築いています。代表の髙木さんは若い時から豊かな生き方をする大人たちに恵まれていた影響もあり、現在はものづくりの怖さを知りつつある若者の育成に注力しています。
彼はまた、日本民藝協会常任理事・福岡民藝協会事務局・新潮社「青花の会」編集委員という一面も。 高校生の時から詩を学んでいたことや、九州大学大学院で近代工藝史(対象は柳宗悦と民藝運動)を研究したことなどを生かし、言葉が生まれた時代背景とは異なる現代にとっての民藝や工藝などの再解釈にも挑んでいます。
場所は、髙木さんが高校生のときからお付き合いのある故・森光宗男さんが立ち上げた珈琲美美さんのお隣。併せて、どうぞ。

青花の会とは?

「芸術新潮」の編集を手掛けてきた新潮社の菅野康晴さんが2014年11月にスタートさせた会員制をベースとする活動。骨董、工芸、建築に関する鑑賞ための本「工芸青花」の刊行(年3回)に加え、工芸作家や美術史家などを招いた茶会や花会、茶話会の開催などを行なっています。編集委員は「工藝風向」代表・髙木崇雄さんをはじめ、美術史家・金沢百枝さん、「森岡書店」主人・森岡督行さん、編集者・井出幸亮さん、茶人・木村宗慎さん。

会員は1,000名までと限定されていますが誰にでも開かれており、各種催事は会員でなくてもご参加いただけます。

http://kogei-seika.jp

※「藝」「芸」の表記は、「工藝風向」「青花の会」それぞれ表記を参考にしています。

買えるもの:凧・新羅凧(鈴木召平)・染め(望月通陽)・薄い硝子(木村硝子店)と厚い硝子(石川昌浩・太田潤・森永豊)・焼きもの(井上尚之・坂本創・阿部眞士・沖縄のやちむん)・琉球張り子(豊永盛人)・ノッティング織り椅子敷き(小野真佐子)・木工(松本行史)・香・葡萄酒・工藝きくちの集める注連縄 ・日野明子の問屋仕事(カトラリー・箸・漆器など)・メキシコのブリキ絵・ラオスHPEの豆敷・遊牧民の敷きもの・古い聖歌の楽譜など

※時期によって変化する商品もございますので、事前にご確認ください。

工藝風向

住所:福岡県福岡市中央区赤坂2-6-27
営業時間:11:00-19:30
店休日:月(祝日の場合は翌平日に振替え)

  • ショールーム(展示・販売)

※写真は、企画「登川均の、やちむん」の際に撮影したものです。

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