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穂積繊維

「敷物文化を、もっと日本に根づかせたい」という想いから、畳のように素足で心地よい緞通(ハンドフック)をつくりつづける山形のメーカー。山形発祥のサマーニットをヒントに、2代目・穂積寛光さんが麻緞通の製造・販売をスタート。玄関やリビングに使われることが一般的だった緞通を、脱衣場や台所などで使うことを提案しました。将来は、欧米の方も「室内で素足になりたい」と思えるほど、心地よい国産緞通が浸透することをめざしています。ショップ兼ワークショップの場“ユルリハナスタジオ”では、緞通はもちろん地元作家のワークショップやマルシェなども開催。地域を盛り上げつつ、緞通について知ってもらうきっかけをつくっています。3代目・穂積勇人さんのベースにあるのは「いろんな考えがある世界の方が、たのしい」。店舗には、自社商品の他に勇人さんがセレクトした既成概念から少し視点を変えるような書籍も並んでいます。ぜひ、運んでみてください。

緞通とは?

手織りの重厚な絨毯。綿や麻などの地糸に、毛をひと目ずつ打ち込み、糸の先端をカットするという非常に手間のかかる敷物です。もともと中国から佐賀・鍋島藩に伝えられ、三代目藩主・鍋島綱茂公が幕府や大名の贈り物として生産を推奨し、当時は庶民が使うことも禁じられていました。その後、日本独自の発展を遂げ、堺(大阪府堺市)や赤穂(兵庫県赤穂市)などで生産されています。

買えるもの:麻・ウール・デニムの絨毯

穂積繊維(ユルリハナスタジオ)

住所:山形県東村山郡中山町大字柳沢 542-14
営業時間:10:00〜17:00
店休日:土日祝

※事前連絡で、休日も可能な限り対応致します。

  • ショールーム(展示・販売)
  • 工場(見学したい方は、要予約)
  • ワークショップ(随時開催)

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