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地域のコネタ

長野 × 風呂

本日11月26日は、いい風呂の日です。

長野の上諏訪温泉には、大正から昭和初期にかけてシルクエンペラーと呼ばれた片倉財閥に建てられた片倉館というモダンな建物があります(現在は、国重要文化財)。きっかけとなったのは、大正11-12年に2代目社長が世界を巡り、ヨーロッパの農村に厚生施設が充実していることに強く心を打たれたから。地域住民の社交や娯楽、そして保養などに使ってもらうため、片倉同族の支援を受けて、建てたものといわれています。なかには、地域住民を癒すための千人風呂という施設も。一度に100人も入浴できるこの温泉は、地域の人に無料開放したかったのですが、近隣の銭湯からの反対を受け有料にしたといわれています。

経営はまったく異なりますが、青森の酸ヶ湯温泉や静岡の下田河内温泉にも千人風呂という名の大きな温泉があります。