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地域のコネタ

神奈川 × 文人

本日11月30日は、シルバーラブの日です。

1948年のこの日に、歌人・川田順は、弟子であり大学教授夫人の鈴鹿俊子との恋を悲観し、家を出ました。その後、川田順68歳、俊子41歳のときに結婚へ。川田順は東大を卒業し、住友総理事のポストも約束されていたにも関わらず辞職。歌人に転身してからも第一線で活躍し、当時の皇太子殿下の御作歌指導掛をしていたとも。世間的地位の高さや、友人の奥さんだったということもあり、多くの人の注目を集め、当時詠んだ「老いらくの恋」は流行語にもなりました。

結婚した2人は神奈川県小田原市国府津で、満ち足りた生活を送ったといわれています。文人がよく訪れたといわれる国府津は、太宰治や島崎藤村などにとっても恋愛を発展させたり、失恋を癒したりした舞台です。