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地域のコネタ

北海道 × 温泉

温泉 × ○○ の4日目は、「温泉 ×銅像」。

今回ご紹介するのは、北海道の定山渓温泉にあるたくさんの”カッパ像”。
この土地に伝わる伝説に由来しています。明治42年にダムができる前の豊平川は、水量が多く大きな川魚類が豊かに暮らしていました。工事を担当していた青年がこの淵で魚獲りをしていたところ、 急に引込まれるように川底に沈み、すぐに飛込み助けようとした人も彼を見つけることができませんでした。 一周忌の夜、父親の夢枕に現れた青年は 「私は、カッパの妻と子供と一緒に幸せに暮らしている」と言ったといいます。非常に美男子だったため、かっぱに気に入られたと噂され、その後ここで遭難する人はいなくなったそう。そして、ここは”かっぱの淵”と呼ばれるようになったといいます。

そしていま、温泉街のいたる所でメルヘンかっぱ像が見られます。これは、札幌市民から募集したアイデアをもとに、道内外の彫刻家によって制作さたもの。正座をしているカッパ、カップルのカッパ、入浴中のカッパ、淵を覗いているカッパなど20を超えるユニークなカッパ像があふれています。札幌に行かれた際は、少し足をのばして定山渓の温泉と河童像を楽しんでみませんか。
札幌市南区定山渓温泉