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地域のコネタ

長崎 × 動物

2008年、ノーベル化学賞を受賞した下村脩さん。受賞対象は、”緑色蛍光タンパク質 GFPの発見と開発”です。

”発光する生物はなぜ光るのか?”。この疑問を解明するために、下村さんは発光する生物から発光物質を取り出し、その仕組みを研究・開発。採取したオワンクラゲは、なんと85万匹にのぼります。今では、研究を重ねた発光物質(GFP)が、医学や生物学の実験で欠かせない道具に。これは、学生からプロの研究者まで容易に使えることも大きな特徴です。この研究のおかげで、いままで見ることができなかったプロセスが可視化できるようになりました。たとえば、脳の神経細胞の発達過程や癌細胞が拡がる過程などが観察できるように。そんな大発見&開発をした下村さんが名誉館長を務めるのが、九十九島水族館 海きらら。この地域に生息する100種類以上のクラゲを、随時入れ替えて展示しています。また、クラゲ研究室という部屋では、調査・研究も行なっており、新種のクラゲも発見したという功績も。
神秘的なクラゲの世界を、ぜひのぞいてみてください。

▼西海国立公園九十九島水族館 海きらら
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