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地域のコネタ

福岡 × うどん

うどんといえば讃岐うどん・稲庭うどん・五島うどんなどが有名ですが、発祥の地は博多といわれています(諸説あり)。鎌倉時代、中国で学んだ聖一国師(しょういちこくし)が、博多織や饅頭とともに、うどん・そばの製法技術を持ち帰ったとか。博多駅近隣の承天寺境内には”饂飩(うどん)蕎麦発祥之地”という石碑が建てられています。
コシが強いもの、喉越しが良いものなど様々なタイプがありますが、商人の街・博多では待たずにサッと食べられるよう、ゆで置きの柔らかい麺が主流になり、具材に力を注いだそう。
特徴的なのは、まる天とごぼ天。まる天は魚の練り物を揚げた、いわゆる”さつま揚げ”のこと。ごぼ天は、ごぼうの天ぷらを指します。発祥は1897年ごろに福岡市天神に開業した”乙(おと)ちゃんうどん”といわれ、煮付けた厚切りのごぼうを揚げた具が人気になったそう。うどんのサイドメニューとして人気の”かしわ飯”とごぼうと相性がよかったことで、人気になったともいわれています。福岡に足を運んだ時に、味わってみてはいかがでしょうか。