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地域のコネタ

福岡 × 甘味

本日は、日本一甘いといわれていたぜんざいをご紹介します。それは、ぜんざいをひと口食べるごとにたくあんやお茶を飲まないと次のひと口にいけないというほどだったそう。そんな甘いぜんざいを振舞っていたのが、大正初期、福岡市博多区上川端で創業した川端ぜんざい。川原家四姉弟のていねいな仕事ぶりや甘味の強さから、街の評判に。昭和20年の福岡大空襲で店が焼失、長女キクも亡くなってしまいました。二男が南太平洋から復員した昭和23年に博多区の別の場所で営業を再開し、同年に川端へ。そこで、博多名物と呼ばれるほどの人気を誇ります。しかし、その後残る3人も亡くなってしまい、昭和60年惜しまれながらを看板を下ろすことに。多くの人々に愛されていたぜんざい。街の人々から懐かしむ声が高まり、地元商店街が主体となって”川端ぜんざい広場”としてオープンさせます。店内には、博多山笠で使う”八番山笠上川端通り”やその他山笠関連のものが展示してあります。営業は、週末限定。博多で、甘い時間を過ごしませんか。

▼川端ぜんざい
福岡市博多区上川端町10-256
TEL:092-281-6223
営業時間:金・土・日のみ11:00~18:00
※山笠期間中(7月1日~14日)は毎日営業