地域のコネタ
本日、11月の第3木曜日はボジョレーヌーヴォー解禁日です。
これは、もともとフランス・ボジョレー地域の地酒。1976年フランス政府によって公式に解禁日が決められたことで、パリのレストランを中心にブームが生まれ、世界へ広がっていきました。
じつは、フランスでは日本ほど盛り上がっていないともいわれています。
では、なぜ日本で盛り上がったのか。それは、新米や新茶などのように初物が好きな国民性、0時00分から解禁されるという決め事と日付変更線に近い日本の立地からフランスに先駆けて味わえる優越感、収穫後数十日で出荷されるフルーティな味わいが日本人の味覚にハマったからだといわれています。
一方、ボジョレーヌーヴォーのおかげもあり、日本のワイン市場が成熟。数年前から安くて、わかりやすい味、さらに開けてすぐに飲めるチリワインが流行っており、新しさが取り柄のボジョレーヌーヴォーは曲がり角を迎えています。