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地域のコネタ

長野 × 蕎麦

毎月最終日は、蕎麦の日です。
今回紹介するのは、寒ざらし蕎麦。これは、八ケ岳山麓で収穫した蕎麦の実を1月の大寒のころ茅野市の清流に10日間ほど浸し、約1カ月間寒風にさらして乾燥させます。乾燥と凍結を繰り返すことで余分なアクや渋みが抜け、甘みと風味が増し、舌触りがよくなります。寒ざらし蕎麦の製法は、徳川家にそばを献上するために考えられたもので、これによって夏もそばが食べられるようになったそう。
ちょとお高い寒ざらし蕎麦で、江戸時代の殿様の気持ちを味わってみませんか。

写真提供:石神慎吾