地域のコネタ
本日は、”タッツケ”についてご紹介します。
”タッツケ”とは、サルエルパンツのような作業用ズボンです。
膝上は野良仕事で動きやすいようゆとりがあり、膝下は虫刺され予防のためにぴったり細身になっています。
もともとは、武士の旅行や狩りに使われ、のちに農民の仕事着へ。
下衣であるタッツケは、上衣よりも破けやすいため丁寧に手刺繍されています。
庶民が着ていたタッツケと少し形は異なりますが、現在では歌舞伎の黒子や
相撲の呼出し、祭礼時の芸者の手古舞(てこまい)姿で見られます。