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地域のコネタ

全国 × 編組品

本日は、丁寧に作られた日本のかご・ざるなどの入門書をご紹介します。

オススメは、2013年に出版された「民藝の教科書4 かごとざる」。これは、久野恵一さん監修の本。久野さんは、武蔵野美術大学在学中、民俗学者・宮本常一さんに出会い、日本の民衆文化のおもしろさに目覚め、生涯をかけて民藝の魅力を発信し続けた人です。

そのため、かご・ざるの基礎知識から始まり、全国かご・ざるマップ、素材や編み方、各地の職人たちのリアルな姿、良品の見分け方など、かご・ざるにまつわる情報が網羅された1冊に仕上がっています。
読後には、暮らしに取り入れたいものがきっとみつかるはずです。ぜひ、ご一読ください。

※宮本常一:1907年生まれ。民俗学者・柳田國男とは別の視点で、日本各地を調査。主に、離島や山村に暮らす人、定住しない人など、あまり語られることのなかった庶民の話を聞き、各地の生活文化を研究した。離島振興法の父ともいわれています。

▼日本のかご・ざるなどが買える店(市川商店)
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