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地域のコネタ

長野 × 蕎麦

毎月最終日は、蕎麦の日です。
今回紹介するのは、高遠蕎麦。

高遠とは信州・伊那にあるエリアのことで、江戸時代初期のまだ醤油や鰹節が高価だったころに焼き味噌と辛味大根を合わせた”からつゆ”で、工夫して蕎麦を食べていた習慣がそのまま残っているものです。当時は、塩以外は畑で取れるもので工夫して食事をしていたというのだから、同時台所を担っていた主婦たちには本当に頭が下がります。

ちなみに、会津にも高遠蕎麦が。これは、高遠藩主・保科正之が会津に伝えたといわれています。いま会津の人が味わっている高遠蕎麦は、醤油と辛味大根のおろし汁ですが、もともとは焼き味噌と辛味大根を合わせた”からつゆ”で蕎麦を楽しんでいました。

GWは、長野で蕎麦めぐりなんていかがでしょうか。

写真提供:石神慎吾