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地域のコネタ

長崎県 五島列島

本日は、五島列島の古民家を改修してつくった私設図書館“さんごさん”について紹介します。
発起人は、長崎出身で東京在住の鳥巣智行さんと、東京出身の大来優さん。毎年五島へ足を運んでいた五島好きのふたりが、地域の人たちと交流しながらつくりあげたスペースです。名前は、かつて珊瑚漁でさかえた町の歴史に由来しています。

ユニークなのは、国内外のさまざまな人の“人生の3冊”を集めたところ。いってみれば、世界中に司書さんがいる非常に贅沢な図書館なのです。

館長の大島健太さんは生まれも育ちも関東ですが、2016年夏から島に住み、地域に根づいた図書館づくりに日々奮闘しています。そのおかげか、ここで暮らす人たちは、島にやってきた新しいカルチャーをとてもおもしろがっているようです。また、学生や観光客が島を訪れるきっかけにもなっていて、新しい人の流れも生み出しています。

人生の3冊はもちろん、軒先にあるコーヒースタンド、島のモノやワザを生かした建物(ノウサクジュンペイアーキテクツがリノベーションを担当)など、みどころがギュッとつまった“さんごさん”に、ぜひ足を運んでみてください。
すぐに五島に行けない人は、あなたの“人生の3冊”でエールを送ってみませんか。

詳しくはこちらをどうぞ。
http://sangosan.net/

写真提供:さんごさん