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地域のコネタ

長野編

毎月最終日は、蕎麦の日です。
今回紹介するのは、戸隠し蕎麦。

長野県長野市戸隠の蕎麦で、岩手県のわんこ蕎麦、島根県の出雲蕎麦並ぶ、日本三大そばのひとつです。もともとは、山伏が山岳信仰で栄えた戸隠に、携帯食として持ち込んだもので、当時は蕎麦がきや蕎麦もちのようだったといわれています。

おいしさの秘密は、一本棒・丸延ばしという伝統のそば打ち。一般的なそば打ちは、長さや太さ・形の違う複数の木製麺棒を使いわけますが、これは一本の麺棒だけで丸い形に延していくもので熟練の技を要します。

他には、”ぼっち盛り”といわれるひとつのざるに5,6束(=ぼっち)を盛ることや、ざるであっても海苔がないこと、薬味に信州の伝統野菜・戸隠大根(辛味大根)などの特徴があります。

戸隠にお出かけの際は、戸隠神社もぜひどうぞ。
http://www.togakushi-jinja.jp/about/

写真提供:石神慎吾