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地域のコネタ

徳島 × 果物

毎月8日は果物の日。
本日は、徳島県の山間部でひっそりつくられている柚香(ゆこう)についてご紹介します。これは、徳島県の上勝町を中心に、古くから栽培されている柑橘類。すだちより華やかな酸味があり、柚子より控えめな香りが特徴です。ちなみに、上勝町は、日本料理を美しく彩る季節の葉や花の”葉っぱビジネス”で一躍有名になった自然豊かなエリア。
かつては145haも栽培されていたのですが、昭和56年の寒波をきっかけに減少。今では、栽培する人の多くがご高齢の方といいます。理由のひとつが、安く売ることに慣れていて、儲ける仕組みができていないからだそう。
これに危機感を感じた地域の有志や地元大学や農業関係機関の人たちが、柚香がもっと日常的に普及するよう試行錯誤を繰り返しています。
今は、ポン酢のように柚香酢として使われることが多いのですが、これから今まで見たこともない柚香の使い方が提案されるとのこと。どのような商品が誕生するのか、楽しみにしていてください。

※徳島県の柚香は、愛媛県の伊予柚香とも、長崎県の”ゆうこう”とも、似ているものの別種です。