専門店
かご・ざる・み 市川籠店
竹を中心とした自然素材のかご・ざる・箕(み)などが豊富に揃う、創業明治40年の老舗。自然素材がつくり手・うり手・つかい手、そして自然へと力強く循環することをめざし、足繁く産地に通い職人の声に耳を傾けています。その信頼は、国産ざるの幅広い品揃えからも明らかです。
また、世界のかご職人が集まる「世界編組(へんそ)※1コンクール」に日本人で初めて参加したり、東京文化財研究所※2で箕(重要無形民俗文化財)の技術継承に尽力したりと、高い専門性と広い視野を備えた活動も続けています。
今後は、国内外の職人とのつながりや海外勤務の経験を生かし、世界中の職人たちが今以上にいきいきと働けるよう応援する構想も。
暮らしに寄り添ってきた編組品が、再び産業としての広がりを取り戻すことに挑み続ける、タフで懐の深い専門店にぜひ足を運んでみてください。
重要無形民俗文化財の箕とは?
穀物の選別や運搬に使われてきたU字型の農具で、各地の気候風土を生かした多様なものがつくられています。その歴史は古く、中国から稲作文化とともに日本へ。用の美を追求した堅牢な道具で、日本民藝館のコレクションにも。農業以外には農耕儀礼や生け花などにも使われますが、農業の機械化・安いプラスチック製品の普及・職人の高齢化から、産地は減少の一途を辿っています。
※1 編組品:竹や木の皮、つるなどを縦横に編み込むことで仕上げた道具。四つ目編み、網代編み、菊編みなど、日本だけでも多数の編み方があります。
※2 東京文化財研究所:独立行政法人国立文化財機構のひとつ。他には、東京国立博物館、京都国立博物館、アジア太平洋無形文化遺産研究センター、奈良国立博物館、奈良文化財研究所、九州国立博物館があります。
買えるもの
竹を中心とした自然素材を使ったかご・ざる・箕※詳しくは、市川商店のWEBサイトをご覧ください。
市川籠店
住所:東京都荒川区南千住2-28-8
営業時間: 11:00~16:00
営業日:木・金・土曜(月1回日曜日も営業)
※月・火・水曜日は店舗休業日ですが、お電話やメールでの対応可能です。
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