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ソーシャルグッドな地域資源のアイデアマガジン Local Resource News

山響屋

2,000点の郷土玩具が賑やかに並ぶアパートの一室で、友人から好きなものの話を聞いているかのように郷土玩具を紹介してくれる専門店。
店主は、若者文化を発信する大阪・アメリカ村にあるエスニック雑貨店で働いていたり、DJをしていたりと若者と距離が近い1984年生まれの瀬川さん。各地で直接仕入れた郷土玩具やそれが生まれた背景などを、全国の郷土玩具ファンから普段それに触れることのない若者にまで広く伝えています。
また、全国各地の商業施設でPOP UPストアやトークショー、自らも絵師として達磨をつくり展示・販売することでも、その魅力をアピール。今後は、郷土玩具を切り口とした観光ガイドブックの制作や、つくり手不在の郷土玩具復活などにも挑戦したいと考えています。
今までになかったアプローチから郷土玩具を伝え、深刻な後継者問題や地域活性も視野に入れて活動する瀬川さんの個性あふれる専門店に、ぜひ足を運んでみてください。

達磨が、多くの人に親しまれている理由とは?

ひとつは、その色。江戸時代、日本で流行っていた伝染病に疱瘡というものがありました。その際、中国から“疱瘡除けには赤いものがいい”というおまじないが伝わったことをきっかけに、全国的に赤い達磨が広まります。

ふたつ目は、形。怖い顔をした達磨が起き上がる姿から子供のおもちゃとして人気に。その後は、倒れても起き上がることから、地域それぞれの願いを託す縁起物へ変化し、門前市や縁日でも売られるように。さらに、全国各地の風習や伝説にちなんだ達磨も数多くつくられ、多くの人に親しまれるようになりました。

買えるもの:郷土玩具・民藝品など

山響屋

住所:福岡市中央区今泉2丁目1-55やまさコーポ101
営業時間:11:00-20:00
店休日:不定休

  • ショールーム(展示・販売)

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